水道技術管理者

水道法において水道事業(上水道・簡易水道・専用水道)の設置者が必ず設置しなければならないと定められている技術面での責任者で、水道における一定以上の知識及び実務経験を必要とし、任命権は水道設置者にあります。
主な仕事内容は、水道施設が施設基準に適合しているかの検査、給水開始前の水質検査及び施設検査、定期及び臨時の水質検査、浄水場などの従事者の健康診断、塩素消毒などの衛生上の措置、給水の緊急停止、給水停止命令による給水停止など。

資格概要

下記概要は、「公益社団法人 日本水道協会」が主催している“水道技術管理者資格取得講習会”の内容になります。

難易度

★☆☆☆☆

受講資格

本講習会の受講資格は次の各号の一に該当し、かつ勤務先の所属長の推薦を受け た方とします。
1)学校教育法による高等学校を卒業した者、またはこれと同等以上の学力を有すると認められる者
2)旧中学校令(昭和18年勅令第36号)による中等学校を卒業した者、またはこれと同等以上の学力を有すると認められる者
3)外国の学校卒業者は、その教育内容が日本の学校教育法による高等学校卒業者と同程度以上の学力を有すると認められる者

受講料

学科講習受講料 1名 128,000円(消費税込み)
実務研修受講料 1名 132,000円(消費税込み)
受講料合計 260,000円

申込期間

2022年5月9日(月)~5月31日(火)(消印有効)

講習期間

【学科講習】
東京会場 2022年9月21日(水)~10月13日(木)
東京会場 2022年9月27日(火)~10月18日(火)
大阪会場 2022年10月13日(木)~11月2日(水)
福岡会場 2022年11月10日(木)~12月1日(木)
【実務研修】
学科講習終了後、実務研修(15日間)を受講

受講内容

学科講習・実務研修ともに、土日祝祭日を除く各15日間
【学科講習】
① 水道行政
② 公衆衛生・衛生管理
③ 水道経営
④ 水道基礎工学概論(水道計画、水道水理学・構造力学、土木材料及び施工法・水道資材、浄水場見学、工場見学)
⑤ 水質管理(水質概論、水源・原水及び浄水処理の水質管理、送配水・給水の水質管理、微生物・生物概論)
⑥ 水道施設管理(水源・取水施設・貯水施設、導・送・配水施設及び漏水防止、機械・電気設備、計装設備、浄水施設、給水装置)
【学科試験】
講義の最終日(第15日目)に下記の4科目について学科試験があります。
① 水道行政、水道経営(80分)
② 水道基礎工学概論(80分)
③ 水質管理、公衆衛生、衛生管理(90分)
④ 水道施設管理(90分)
【実務研修】
実務研修は、学科講習を修了し学科試験に合格した方に対して、実施します。
(1) 実務研修先の決定
実務研修先は、受講者の都道府県区分と下記「実務研修実施事業体条件」に基づいて本協会が選定のうえ、前述の受講承認通知にてお知らせします。
[実務研修実施事業体条件]
① 給水人口が3万人以上であること
② 急速または緩速ろ過の浄水施設を有することただし、以下の場合には受講者の希望を考慮します。(いずれの場合も実務研修実施事業体条件を満たしていることを前提とする)
① 受講者が水道事業体職員で、本人所属事業体での受講を希望する場合
② 受講者が水道事業体職員で、実務研修の受入れが、あらかじめ事業体間で整う等、特別な事情がある場合なお、地域内の受入可能数に限りがありますので、宿泊を伴う遠方になる場合があります。また、実務研修先決定後の変更はできませんのでご了承ください。

主催元

公益財団法人日本水道協会

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