下水道技術検定

下水道技術検定とは、日本下水道事業団が行う検定試験です。
下水道の設計や工事の監督管理、維持管理において技術者の実務経験短縮のために行われています。
下水道の設計、工事の監督管理及び維持管理については、下水道法及び下水道法施行令により、学歴に応じた一定の下水道実務経験を有する者に行わせなければならず、事業を実施するにはこのような有資格者を確保する必要があります。
技術検定は有資格者の早期確保などを目的に創設された制度で、合格した場合下水道法第22条の資格取得について必要とされる実務経験年数を短縮する特例が認められています。
資格の区分は以下のように分かれています。
◆第1種技術検定
下水道の計画設計を行うために必要とされる技術
◆第2種技術検定
下水道の実施設計及び工事の監督管理を行うために必要とされる技術
◆第3種技術検定
下水道(処理施設、ポンプ施設)の維持管理を行うために必要とされる技術

【試験】資格概要

難易度

★★★☆☆

受験資格

制限は一切ありません。どなたでも受験できます。

受験料

第1種 12,300円
第2種・第3種 9,200円

申込期間

2022年6月20日(月)10:00~7月13日(水)23:59まで

試験日時

◆第1種
2021年11月14日 9:00〜16:00
合格発表:2021年2月4日(金)
◆第2種
2021年11月14日 9:00〜12:15
合格発表:2021年12月17日(金)
◆第3種
2021年11月14日 13:15〜16:30
合格発表:2021年12月17日(金)

開催場所

札幌市、仙台市、東京都、新潟市、名古屋市、大阪市、広島市、高松市、福岡市、鹿児島市及び那覇市
(注)試験会場をこれらの都市周辺に設ける場合もあります。
※試験会場は、受験票で確認してください。
※福岡市を希望される方へ
 試験当日に福岡マラソンが開催されます。宿泊施設を必要とされる方はご注意ください。

試験内容

【第1種技術検定】
◆下水道計画
・下水道の配置、構造及び能力に関する計画を策定するために必要な知識を有すること
◆下水道設計
・下水道ならびに下水道に設けられる機械設備及び電気設備の機能及び構造に関する一般的な知識を有すること
・下水道の強度計算及び構造計算に必要な知識を有すること
・下水道工事の施工法に関する一般的な知識を有すること
・下水道の設計図書に関する一般的な知識を有すること
◆施工管理法
・下水道工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識を有すること
◆下水処理
・下水、汚泥等の処理に関する一般的な知識を有すること
◆法規
・下水道関連法規に関する一般的な知識を有すること
【第2種技術検定】
◆下水道設計
・下水道ならびに下水道に設けられる機械設備及び電気設備の機能及び構造に関する一般的な知識を有すること
・下水道の強度計算及び構造計算に必要な知識を有すること
・下水道工事の施工法に関する一般的な知識を有すること
・下水道の設計図書に関する一般的な知識を有すること
◆施工管理法
・下水道工事の施工計画の作成方法及び工程管理、品質管理、安全管理等工事の施工の管理方法に関する一般的な知識を有すること
◆下水処理
・下水、汚泥等の処理に関する概略の知識を有すること
◆法規
・下水道関連法規に関する一般的な知識を有すること
【第3種技術検定】
◆下水処理
・下水、汚泥等の処理に必要な知識を有すること
◆工場排水
・工場及び事業場からの排水ならびに排水が下水道に与える影響に関する一般的な知識を有すること
・除害施設の機能及び構造に関する一般的な知識を有すること
◆運転管理
・処理施設及びポンプ施設の運転その他の管理に必要な知識を有すること
◆安全管理
・処理施設及びポンプ施設の安全管理に関する一般的な知識を有すること
◆法規
・下水道関連法規に関する一般的な知識を有すること

主催元

地方共同法人日本下水道事業団

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