普通ボイラー溶接士
普通ボイラー溶接士は、 ボイラー(小型ボイラーを除く)または第一種圧力容器(小型圧力容器を除く)の溶接の業務のうち、溶接部の厚さが25㎜以下の場合又は管台、フランジ等を取り付ける場合の溶接の業務を行う際に必要な資格です。
資格概要
難易度
★★★☆☆
受験資格
1年以上溶接作業の経験がある者(ガス溶接・自動溶接を除く)
※添付書類として「事業者証明書」が必要です。
受験料
学科:6,800円
実技:18,900円
申請期間
郵送:受験日の2ヶ月前〜14日前の消印まで
窓口:受験日2ヶ月前〜2日前の16時まで(センターの休業日を除く)
※申請期間中であっても、定員に達した場合は、受付締め切りとなりますのでご注意ください。
試験日
毎年1月と8月に各1回づつ行われます。
2022年8月29日、2023年1月26日
※東北と近畿センターは5月もあり。
試験内容
【学科試験】 13:30〜16:00 2時間30分
ボイラーの構造及びボイラー用材料に関する知識 5問
ボイラーの工作及び修繕方法に関する知識 5問
溶接施行方法の概要に関する知識 10問
溶接棒及び溶接部の性質の概要に関する知識 6問
溶接部の検査方法の概要に関する知識 3問
溶接機器の取扱方法に関する知識 3問
溶接作業の安全に関する知識 3問
関係法令 5問
【実技試験】 1時間
下向き突合せ溶接及び立向き突合せ溶接
※実技試験は、学科試験合格後引き続き受験する者又は学科試験全部免除者が受験することができます。
免除科目(学科全て)
※手続きは受験申請書Bの学科「全部免除」を○で囲む。
科目の免除の対象 | 添付書類 |
普通ボイラー溶接士免許試験の学科試験に合格した者で、その学科試験が行われた日から起算して1年以内のもの | 免許試験結果通知書(原本) |
普通ボイラー溶接士免許の有効期間が満了した後2年を経過しない者 | 有効期間が満了した普通ボイラー溶接士免許証の表裏の写し、または免許試験結果通知書(実技)(原本) |
免除科目(実技全て)
※手続きは受験申請書Bの実技「全部免除」を○で囲む。
溶接工の技りょうに関する試験の方法等を定める告示(平成10年運輸省告示第417号)第2条の規定による次の分類の溶接工の技りょうに関する試験に合格した者 1 M 2種O級 A 2 M 3種O級 A 3 M 2種P級 A 4 M 2種V級 A 5 M 3種V級 A | 該当する溶接工の技りょうに関する試験合格証の写し【注2】 |
鋼船構造規程(昭和15年逓信省令第24号)第25章第3節に規定する1級A種、2級A種、1級B種、2級B種又は1級D種の溶接技倆試験に合格した者 | 該当する溶接技倆試験合格証の写し【注2】 |
電気事業法による溶接方法の認可を受けた溶接士のうち裏あて金を用いる被覆アーク溶接(A)の区分で 1. W-1又はW-2の試験材で、それぞれfv、fvo、fvh、fvohの姿勢で行ったもの 2. W-3又はW-4の試験材で、r又はeの姿勢で行ったもの | 該当する溶接検査合格証【注1】の写し【注2】 |
※添付書類の「写し」には「原本と相違ないことを証明する。」との事業者の原本証明が必要です。
普通ボイラー溶接士免許の有効期間が満了した後2年を経過しない者の試験の免除
普通ボイラー溶接士免許の有効期限が満了した後2年を経過しない方は、学科試験が免除となりますが、さらに、都道府県労働局長がボイラー溶接士としての技能の低下が認められるとして、免許の有効期間の更新をしなかった場合(ボイラー則第107条第2項)以外の方は、実技試験も免除されます。
その場合には、溶接の試験板の裏曲げ試験の成績が合格基準に合致する必要がありますので、所轄都道府県労働局にお問い合わせください。
※出張試験における試験開始時刻は、別途会場ごとに定められます。